なんか面白いサスペンスドラマないかなーと何気なくネット漁りをしておりますと、なんとあの、映画『羊たちの沈黙』の続編となるドラマがあり、huluで視聴できることを今更ながら知りまして『羊たちの沈黙』が大好きな私はさっそっく視聴してまいりました!
今回は映画『羊たちの沈黙』から1年後を描いたドラマ『クラリス』の見どころや感想をネタバレ無しでご紹介致します!
感想なんて見てる場合じゃねー!って方はさっそくhuluへどうぞ!!
海外ドラマ『クラリス』について
予告
映画『羊たちの沈黙』の続編
引用元:amazon
『クラリス』は、1991年に公開された映画、『羊たちの沈黙』の続編となっています。
タイトルの『クラリス』は、『羊たちの沈黙』の主人公で、当時FBIの訓練性だった女性の名前です。
クラリス・スターリングは、誘拐した女性から皮を剥いで殺害する猟奇殺人事件の『バッファロー・ビル事件』を解決するため、服役中の猟奇殺人犯で元精神科医のハンニバル・レクター博士に捜査の協力を依頼し、心理面から『バッファロー・ビル事件』の犯人に迫るよう命じられます。
FBIの捜査に非協力的なレクター博士でしたが、面会に訪れたクラリスに興味を持ち、捜査に協力する代わりにクラリスの過去を語るよう言います。
ジワジワとクラリスの心に入り込んでくるレクター博士との心理戦は、呼吸をするのを忘れてしまうほど集中して見入ってしまいます!
『羊たちの沈黙』と言えば、第64回アカデミー賞で主要5部門を受賞し、そして作品賞を受賞した唯一のホラー映画です。
アカデミー賞の主要5部門を受賞した作品はこれまでに3作しかなく、『羊たちの沈黙』以来、2022年までに受賞した作品はありません。
『羊たちの沈黙』と言えば、アンソニー・ホプキンスが演じる、猟奇殺人犯で元精神科医のレクター博士ですが、彼のニヤリと笑った知的で不気味な表情は何度見てもゾクゾクしちゃいます!
アンソニー・ホプキンスのレクター博士が見られるシリーズは、『羊たちの沈黙』から10年後を描いた『ハンニバル』と『羊たちの沈黙』より以前を描いた『レッド・ドラゴン』があります。この2作もほんとにめちゃくちゃ面白い!! レクター博士怖い!!
『ハンニバル』と『レッド・ドラゴン』もhuluで見放題視聴できますよ。(2022年10月現在)>>huluの2週間無料トライアルはこちらから
ドラマ『クラリス』あらすじ
レクター博士との心理戦の末、『バッファロー・ビル事件』を解決し一躍有名人になったクラリス。
あれから1年、事件のPTSDに苦しむクラリスはFBIでデスクワークを続けていました。
ある日、猟奇殺人と思われる女性の死体が見つかり、『バッファロー・ビル事件』の最後の被害者でクラリスによって救出されたキャサリンの母である、ルース・マーティン司法長官に呼び出され、特別捜査班の”ViCAP”(バイキャップ)に加わり事件を捜査するよう命じられます。
クラリスは行動科学をもとに捜査を開始。
遺体の様子に違和感を覚えたクラリスは『猟奇殺人ではない』と自身の見解を述べますが、彼女を歓迎していない男性ばかりのチームには聞き入れてもらえず・・・。
自分の勘を信じるクラリスは、PTSDによって壊れそうな精神状態で危なっかしい単独行動を取りながら捜査を進め、新たに起きた事件との関連性を突き止めていきます。
捜査の中で少しづつ芽生えるクラリスとチームの信頼関係。
団結したチームが対峙する事件の真相は、最初に発見された女性の遺体からは想像もつかない巨大な闇がうごめく真実なのでした。
視聴可能な動画配信サービス
2022年10月現在、『クラリス』を視聴できる動画配信サービスはhuluだけとなっています。
huluは月額1,026円(税込み)で、扱ってる作品はすべて見放題となっています。
無料トライアル期間が2週間ありますので、期間中であれば月額料金もかからず無料で作品を視聴可能ですよ。
『クラリス』はシーズン1で完結しており、全13話と話数もあまり多くないので、2週間の無料トライアル期間中に十分視聴可能だと思います。
みどころ
事件の要素がてんこもり
次々に事件の謎が繋がり、最後はとんでもなく巨大な闇が待ち構えている『クラリス』ですが、そこへたどり着くまでに、猟奇殺人、暗殺、失踪、陰謀、サイコパス、権力とありとあらゆる壁が立ちはだかってきます。
どんどん事件の形や姿が変化していくため、『こーゆーことかしら?』となんとなく予想していた展開はゴリゴリ外れていきます!
もう展開を予想するのはやめよう!と素直に無心でわくわくしながらストーリーを楽しむことができましたね(笑)
映画『羊たちの沈黙』を未視聴でも大丈夫
映画『羊たちの沈黙』で描かれたバッファロー・ビル事件の話は出てきますが、そちらを未視聴でも『クラリス』は十分に楽しめます。
と言うより、クライムサスペンスとして非常に面白いので『羊たちの沈黙』要素が多少面倒くさく感じてしまいました(笑)
それくらい本作のメインである事件とその捜査、チームメンバーのキャラ、そして結末が十分面白いです。
もちろん、クラリスが過去にどんな事件を解決し、どんな経験をしたのか『羊たちの沈黙』を見ていればさらに奥深くまで楽しめる!と言った感じですかね。
その程度の感覚で大丈夫だと思いますよ。
しかしあの『羊たちの沈黙』がもう31年も前の作品だなんて・・・驚愕です・・・。
スピード感とチームの信頼関係
『クラリス』は全13話となっています。
10話以上あり、1つの事件を通して追っていくドラマだと中だるみしてしまう作品も結構あると思うのですが、今作はそれがありません。
次々に事件が展開していき、緊迫したシーンも多くあるため、ストーリーはテンポよく進み、退屈することがありませんでした。
個人的にあまり要らなかった『羊たちの沈黙』要素も、長々としたシーンで描かれているわけではないので、クラリスのPTSDや事件の関係者との関係性もテンポよく同時進行していくと言った感じでした。
また最初はクラリスとチームのメンバーに信頼関係など皆無でしたが、事件の捜査が進むにつれ少しづつお互いを理解し、信頼関係を築いていきます。
かなりのスピード感で進む事件の捜査とは別に、時間をかけて築かれる関係性を感じ、チームのメンバーに対して『一人も欠けることなく無事に事件を解決してくれ!!』と身を乗り出して結末を見守るほど感情移入できました。
キャスト・スタッフ
レベッカ・ブリーズ/クラリス・スターリング役
マイケル・カドリッツ/ポール・クレンドラー役
ルカ・デ・オリヴェイラ/トマス・エスキヴェル役
デヴィン・A・タイラー/アーデリア・マップ役
ジェイン・アトキンソン/ルース・マーティン役
マーニー・カーペンター/キャサリン・マーティン役
カル・ペン/シャーン・トリパティ役
ニック・サンドウ/マーレイ・クラーク役
トマス・ハリス/原作・脚本
ポーラ・デヴォンシャー/プロデューサー
感想
テンポよく進み、緊張感あふれるストーリーがほんとに面白かったです。
次々に出てくる新たな事件の要素も都合よく出てきてると言ったものはなく、無理やり急な展開になったり、違和感を感じたりせず自然に繋がっていき最後までハラハラドキドキしたまま結末を見ることができました。
ただメインの事件に絡むストーリーの展開がかなり面白かったせいなのか、やはり『羊たちの沈黙』要素はあまり意味を感じなかったかなぁ。
あのクラリス・スターリングじゃなくても別に良かったんじゃないかと思いました。
バッファロー・ビル事件の最後の被害者であるキャサリンの性格が個人的に苦手なせいもあるのかもしれません(笑)
辛いのはわかるんだけど・・・・うっとおしいな・・・と(笑)
あのクラリスだからこそ、キャサリンとの関係性やキャサリンが立ち直るさまを描かなくてはならないんだろうな~と思ってみてはいましたが、どーもその辺りが私には必要ないように感じてしまったので、『羊たちの沈黙』要素は要らないと思ったのかもしれないですね。
それがなくてもほんとクライムサスペンスとして十分面白かったですから。
シーズン2の製作は今のところないと発表されているようで残念ですね。
また”ViCAP”(バイキャップ)のメンバーが新たな事件に立ち向かう様子を見たかったです。
最後に
クライムサスペンスとしてスピード感溢れる抜群のテンポで進んでいくドラマ『クラリス』。
面白かった!見て良かった!『羊たちの沈黙』シリーズをもっかい見たい!と思わせてくれる作品でした。
現在はhuluでのみ視聴可能となっています。
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』も配信されていますので合わせて見てみてはいかがでしょうか。どれもほんとに面白いです!
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