私には可愛い7つの子がおります! カラスではなく、猫です!
どの子も本当に個性的で、家族になるまでのストーリーも様々!!
そんな7匹の愛猫たちをご紹介します!
※数が多いので前編、後編に分けてご紹介しております。
長男坊 コタロー

家族になってくれた最初の猫、『コタロー』です。
ペットショップで購入した子で、マンチカンと雑種との間に生まれた短足猫として販売されていました。
短足ではありますが、純血ではないためこの子も雑種になります。
コタローを迎え入れる半年ほど前に、19年家族として暮らした犬のリリーがなくなりペットロスに苦しんだ私は、気を紛らわせようとフラッとペットショップに立ち寄り、そこでコタローと出会いました。
生後4か月を過ぎており、明らかにほかの猫より大きかったコタロー・・・。
ペットショップのお姉さん曰く、一緒に展示されていたお姉ちゃん猫が先に売れてしまってから、落ち込んだ様子で元気を無くしてしまい、早く家族を見つけてほしいとの思いで思いっきりセール価格にしたとのこと・・・。
なんとお値段、8万9千円!!
ペットショップで販売されている猫で10万円以下で売られている子を初めて見ました。
抱っこさせてもらったとき、本当に元気がない様子で、しょんぼりと大人しく腕の中に仰向けに収まるコタローを見て『私があんたのママになったるっ!!』と購入を決意。
手続きと、猫との暮らしに必要な物をその場で揃え、即一緒に帰宅!
コタローを初めて見てから1時間ほどで我が家に連れて帰りました。
その日から、猫ってこんな生き物だったのかっ!と毎日が発見と驚き、そしてコタローへの愛しさが爆発!リリーを失った悲しくて苦しい気持ちも少しづつ和らいでいきました。
コタローは温厚で人懐っこく、好奇心旺盛。
ちょっと触れただけで、喉をゴロゴロ鳴らし、頭をあっちにスリスリ、こっちにスリスリしてヨタヨタ歩きます(笑)
いっつも側に居てくれる子で、『猫』というより『相棒』な感じです。

コタローが家族となってから、
『軽い植木鉢は家の中に置いてはいけない』
『飲み物を入れたコップから目を離してはいけない』
というルールが我が家に出来ました(笑)
次男坊 コジロー

こちらは次男坊の『コジロー』。
コタローを迎え入れてから約2年後、我が家へやって来ました。
もともと飼い猫を増やす気など微塵もなかったのですが、急なコジローの登場に我が家はパニックになるのでした。
当時、同居の弟は車の整備関係の仕事をしていました。
ある日、常連客の女性が『車の中から猫の鳴き声がするから探してほしい』と来店したそうです。
ボンネットを開けると、確かに微かな鳴き声が聞こえて来ますが、その姿は見えず・・・。
車を持ち込んだ女性は、次の予定がある上に、動物嫌いとのことで『早く終わらせてほしい』と苛立った様子。
常連客だったこともあり、上司に相談した上で、コンプレッサーを使い驚かせて外に出す作戦を実行しました。
作戦は成功し、鳴き声の主が飛び出して来たところをキャッチ!
キジトラの子猫ちゃんでした。


出てきた子猫は右腕をぶらぶらさせて引きずるように歩いており、
『怪我してるみたいだし、お前が連れて帰って育てるか里親を見つけるかしろ!』
と、上司の命令を受けて弟はしぶしぶ我が家へ連れ帰って来たのです。
多頭飼育するつもりのなかった母は弟に大激怒!
なぜその場で断らなかったのか、他に引き取ってくれる同僚は居なかったのか と弟を怒鳴りつけていました(笑)
飼うつもりのない我々は里親を探すことにしましたが、その前に右腕の怪我を診察してもらおうと病院へ・・・。
診察の結果、おそらく数週間前から肩のあたりを骨折か脱臼しており、このまま見守るしかない状態であるとのことでした。
回復するかどうかは、子猫自身の成長に委ねるしかないと。
治るかどうかわからない怪我をしている子猫を誰かに引き取ってもらえるのだろうか・・・
怪我が治らなかったら、捨てられちゃうんじゃなかろうか・・・
そんな不安が頭をよぎり、私と弟はある作戦を実行することにしたのです。
その名も 『里親を探しているふり作戦』 です!
怪我が治らず障害が残ってしまうかもしれない子猫をうちで面倒みたい!と思った私と弟は、一週間、ネットや知人を当たって引き取り手を探している風を装うことにしました(笑)
もちろん実際には探していません。
早く引き取り手を探せと言ってくる母に、怪我してるからなかなか見つからない! と嘘をつき続けたのです。
その間に、動物好きの母はどんどん子猫に対して愛着がわいてゆき・・・
結果、一週間もかからずに子猫はうちの子として迎え入れることになったのです。
長男坊が『コタロー』という名前だったこともあり、里親が見つかるまでと仮で付けていた『コジロー』をそのまま正式な名前に採用。
コタローの機嫌を伺いながら初対面を試みましたが、人懐っこく好奇心旺盛で物怖じしないコタローはすぐにコジローの親代わりとなり、不慣れそうではありましたが一生懸命、育児に貢献してくれました!



経過を見守っていたコジローの右腕は、少しづつではありましたが、引きずるのではなくちゃんと地面について歩くようになりだし、生後半年を迎える頃には走ったり飛んだりしても全く気にする素振りを見せなくなりました。
経過観察のために通院は続けていましたが、その必要ももうないとのこと。
コタローとの相性も良く、ご飯もモリモリ食べて元気に走り回り、子猫らしく活発な子だっただけに、唯一右腕の経過だけが心配でしたが、それも成長と共に完治し、心の底からホッとしたのを今でも覚えています(涙)
少々、臆病な性格でインターホンや車の走行音にビビッて隠れてしまうコジローですが、今でも信頼を寄せるコタローにベッタリさんです。
コタローは短足でもともと小柄だったこともあり、今ではコジローの方が倍くらい大きくなりました。


控え目で甘えん坊で優男なコジロー。
彼が我が家の次男坊です!
三男坊 らん太

こちらが三男坊の『らん太』
家族にコジローが加わってから2年後、結婚した私はコタローコジローを引き連れて新居へ引っ越しました。
夫となった人は大の動物好き。
暇さえあれば、猫や犬について書かれたブログを読みまくっていました。
そこで目に留まったのが、私たちの自宅からそれほど遠くないところで猫の保護活動をしている女性のブログでした。
その女性はご自宅で保護猫と生活しており、ブログを通じて保護猫の里親を探してらっしゃいました。
そこに『そろそろ里親探しを始める子』として紹介されていたのが生後二が月程の茶トラの子猫。
夫はそのブログを読み、掲載されていた子猫の写真を見てすっかり気になってしまった様子。
数日後には『この子を育てたい』とブログの写真を見せながら相談されました。
里親を募集している猫を譲渡して貰った経験は無いものの、弟が保護して来たコジローを幼少期から育てて来た経験と、3匹目を迎え入れることに特に抵抗のなかった私は、『じゃぁ保護主さんにコンタクトしてみよう!』となり、すぐに保護主さんに連絡を入れました。
ブログを通して我が家の紹介や、猫との生活、コジローを育てた経験などをお伝えしたところ、快く我々をご自宅に招いてくださった保護主様。
我が家には先住猫が2匹いることから、相性の問題もあるのでとトライアルを提案していただき、その日のうちに子猫を預けてくださいました。

この時期、私は『胡蝶蘭』という花にハマっていたため、子猫の名前は『らん太』となりました(笑)
うちに来た当日こそ、環境の変化からションボリして大人しかったらん太ですが、翌日にはもう昨日と同じ子猫とは思えないほど大暴れ(笑)
コタローやコジローとは比べ物にならないくらい活発な子だったのです!
あっちへ飛び掛かり、こっちへ飛び掛かりと、1秒もじっとしていないヤンチャ坊主のらん太にコタローもコジローも少々手を焼いてはいました(笑)




電池が切れるとお兄ちゃんたちのところで就寝。


コタローもコジローも、元気すぎるらん太の登場に最初こそ戸惑っている素振りは見せていましたが、数日一緒に過ごすうちに、らん太がべっちょべちょになるまで2匹でグルーミングし合ったり、ソファーの隙間に落ちて挟まってしまったらん太の首根っこを咥えて救出してやったりと、らん太を受け入れ世話をしてくれるようになりました。
その様子から、トライアルは成功し、正式にらん太を家族に迎えたいと保護主様にお伝えしたところ、保護主様も喜んでくださりました。
今では7匹いる猫のうち、一番大きな猫に育ったらん太。
子猫の頃から手がポッタポタしてて大きかったんですよね。

寝るときはお兄ちゃんを押しつぶす程に成長してくれました!(笑)
初の女の子! ミーコ

なんと、らん太を家族に迎えたその二日後、またしても弟が旅行先から帰る途中で保護した子猫を連れて帰って来たのです!
『放っておけなくて・・・』と差し出された子猫は、驚くほどに汚れた茶トラの女の子でした。
うちへ連れてくる前に病院でノミ取りと軽い健康診断をしてもらったそうで、当時生後三か月くらい、
2週間後に体調面での詳しい検査予約を入れてきたとのこと。
とにかく汚れていたのでとりあえずお風呂へ・・・。


綺麗になると、あら可愛い♪ ちょっと口元が尖がった子です。
弟はすでに『ミーコ』と呼んでいました。
旅行先から帰宅するために車で峠を走っていると、前方に一匹でトボトボ歩く子猫を発見。
車を停めて猫の傍へ寄ってみると、体はノミだらけ、泥だらけでかなり汚れていました。
親は居ないのかと弟が辺りを見回していると、近くで庭作業をしていた中年の男性が
『付近で大量の野良猫に餌をやってる人がいるが、その猫はいつも成猫たちに攻撃されて餌を食えずに毎回独りぼっちでいる。親も見当たらないし、出来るなら兄ちゃんが連れて帰ってやってはどうか』
と、話しかけてきたのだとか。
弟は私に相談するため、携帯電話を置いてきた車へ向かって歩きだすと、子猫がその後を追って来て弟の顔を見上げて小さく鳴いたのだとか・・・。
中年男性が教えてくれた話と、子猫のか細い鳴き声を聞いた弟は、完全にスイッチが入ってしまい、結局私に相談することなく子猫を連れて帰って来たということでした。
二週間後の検査日まではミーコを完全隔離し、検査結果次第では我が家に迎え入れるのは難しいかもしれないことを弟に告げ、とりあえずミーコの面倒をみることにしました。
用意した猫トイレは寝床として使ってしまい、あちこちで粗相をしてしまうため、しばらくは部屋にブルーシートを敷いて過ごしてもらいました。
今思うと歩くたびにガサガサ音がして嫌だったろうなぁ・・・。
今まで外で生活し、あの泥だらけの汚れ具合からすると砂や土の上で寝ていたのでしょう。
砂場をトイレと認識してもらうのに苦労しました・・・。
寝床とトイレの違いをはっきり知ってもらうために、ふかふかのベッドを用意し、『ね!砂の上よりお布団の方が寝心地がいいでしょ!?』と言い聞かせ続けるうちに、自然と砂場で用を足してくれるようになりました。
その後の検査結果も良好で、多頭飼育が難しくなってしまう病気も持っていないことが判明し、晴れてミーコも我が家の家族となったのです。




コタロー、コジローはいつも通りミーコを迎え入れてくれました。育児ももう慣れたもんです。
らん太にとってはほとんど歳の変わらないミーコはいい遊び相手で、毎日のように団子になって遊んでいました。

おっとりさんで優しい子に育ったミーコ。
初めてのメス猫で、オス猫とはこんなにも体格差があるのか!と驚いたほど手足の小さい猫さんです。
残り三匹の紹介は後編へ続きます・・・。
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